PJCS2018

【JCS2018 ベスト32】環境意識カポウルガ

 

初めまして、せぱる(@sepal_calyx)と申します。
EMOLGAMEさんにはINC Marchの上位入賞構築記事まとめでラグウォーグルの記事を載せていただきました。
今回はPJCS2018でベスト32に入った構築を紹介していこうと思います。
戦績

スイスドロー予選ラウンド 〇×○○○○× 5-2 20位
決勝トーナメント 1回戦 スト負け ベスト32

構築経緯

私はよくメガシンカから構築を組み始めており、メガシンカの中で環境に強いという点で魅力を感じるポケモンが1,2匹いたので、それらを回してみたところ微妙だと感じました。そこで今回は一般ポケモンから探すことに。

グロス軸やゲンガー軸が多いだろうと予想していたのでそれらの取り巻きを見ていると、ウルガモスの通りが比較的よいと感じ、メタグロスとゲンガーをメタったウルガモスエースの構築を組むことにしました。

積み技を使う上で大事になるのはやはりサポートポケモン。いかく、ねこだまし、ワイドガードとウルガモスをサポートするにあたり重要なものが揃っていながらウルガモスが苦手とするバンギラスやガオガエンに有利を取れるということでカポエラーを選択。5世代から伝わるカポウルガと呼ばれる並びですね。

次にみずタイプに対してウルガモスを場に居座らせ続けながら有利に動かすことができ、ほのおタイプに強く、かつ環境にも合っているトリトドンを採用。しかし、トリトドンではメガリザードンYに負けてしまうので、メガリザードンYを縛りながら今の並びと相性がいいポケモンを考えていたところ、プテラを見つけました。
ほのおタイプやひこうタイプに対しての打点を持ち、フリーフォールやワイドガードによるサポートができるということで、ウルガモスと相性がとてもよく、メガシンカの枠もまだだったので適任だと思いました。

ここまででメガボーマンダが重く、みずタイプへの打点も乏しい、さらに、フィールドを取れるカプ系が欲しかったのでカプ・コケコを5匹目に。

最後の1匹としてエスパーやフェアリーに強く、ウルガモスが得意でないボーマンダやガオガエン、ランドロスのいかくを餌にでき、相手の選出を誘導できるキリキザンを選択して完成しました。

持ち物等の変遷については個別解説で触れます。

個別解説

ウルガモス

ウルガモス

性 格 おくびょう
実数値 185-x-97-164-137-140
努力値 196-x-92-68-92-60
特 性 ほのおのからだ
持ち物 ウイのみ
技構成 かえんほうしゃ ギガドレイン
ちょうのまい まもる

<B>
A182カプ・ブルルのダブルいわなだれ最高乱数以外耐え
A183メガメタグロスのじだんだ2回で木の実確定発動
A197メガメタグロスのじだんだ確定2耐え
<C>
175-145メガメタグロスをC+1かえんほうしゃで最低乱数以外1発
177-159までのカプ・レヒレをC+1ギガドレインで1/2回復実発動させることなく確2
145-115カプ・ブルルをかえんほうしゃで確1
<D>
C147カプ・コケコのエレキフィールド10まんボルトZ最高乱数以外耐え
D+1でC161カプ・レヒレのだくりゅうZ最高乱数以外耐え
D+1でC179ウツロイドのパワージェム最高乱数以外耐え
<S>
最速75族抜き

カポウルガのウルガの方。この構築の実質メガシンカポケモン。

最初はシングル勢の友人の耐久ウルガモスを参考にしてエレキシード持ちではねやすめ(ギガドレインの枠)を入れて使っていましたが、ガオガエンに不利を取らない反面、カプ・レヒレやトリトドンに何度も負けたので、耐久ベースであるのはそのままに、今の型にしました。

1積みでも火力は控えめなので、てだすけで補ったり2積み3積みを狙ったりすることもあります。
少しBからSに割いて準速ランドロス抜き程度までしてもよかったかもしれません。
HPは4nでも2nでもないので木の実の効率は悪いですが、耐久と火力とSを確保するためにこうなりました。

カポエラー

カポエラー

性 格 ようき
実数値 154-125-116-x-132-125
努力値 228-76-4-x-12-188
特 性 いかく
持ち物 マゴのみ
技構成 インファイト ワイドガード
てだすけ ねこだまし

<H>
2n
<A>
202-115までのガオガエン(A197メガメタグロスのアームハンマー耐え)をA-1インファイトで確2
<B>
A216ランドロスのA-1じしんZ確定耐え
A194キリキザンのA+1(orカポエラーB-1)アイアンヘッドで高乱数でマゴのみ発動(87.5%)
<D>
C161カプ・レヒレのムンフォ最高乱数以外耐え
<S>
最速61族抜き、準速71族抜き抜き

カポウルガのカポの方。ウルガモスとの相性のよさが光ります。

同じいかく+ねこだましができるかくとうタイプのズルズキンよりも優れている点として、補助技が豊富な点(てだすけ、ワイドガード、フェイント等)、かくとう技の威力を安定して出せる点、Sがバンギラスやガオガエンより上な点、フェアリーが4倍弱点でないという点があります。

フェイントではなく、てだすけを採用しているのは積み技やフィールド依存のパーティパワーを補うためです。フェイントでまもるを崩したところで火力が足りなければ意味が薄れます。

プテラ

プテラ

性 格 ようき
実数値 165-148-86-x-96-199
165-178-106-x-116-221
努力値 76-180-4-x-4-244
特 性 プレッシャー → かたいツメ
持ち物 プテラナイト
技構成 フリーフォール いわなだれ
ワイドガード まもる

<A>
202-115ガオガエンをA±0ダブルいわなだれで確2
202-114ガオガエンをA-1ダブルいわなだれで超高乱3(99.7%) (200-115ガオガエンは98.4%)
B+1の151-145ジャラランガをフリーフォールで超高乱2(98.4%)
185-148メガリザードンY(A216ランドのダブル雪崩耐え)をダブルいわなだれで確1
221-134モロバレルをフリーフォールで確2
155-101メガバシャーモをフリフォールで確1
BD±0の161-146-127ジャラランガをフリーフォール+ウルガモスのC+1かえんほうしゃで高乱1(92.18%)
<B>
A194メガガルーラのすてみタックル+ふいうち確定耐え
A216メガボーマンダのおんがえし超高乱数2耐え(96.1%)
<D>
C179ウツロイドのパワージェム最高乱数以外耐え
C160サンダーの10まんボルト最高乱数以外耐え(C165は75%耐え)
<S>
準速スカーフ95族抜き
メガシンカ前カプ・コケコの最速判定可能

他のメガシンカポケモンと比べ性能は劣っていますが、一般ポケモンとして見れば十分に強いポケモンです。

ランドロスやカプ・テテフを中心としたスカーフ判定のためにプレッシャーで採用しています。きんちょうかんの特性優先度が他と同じならば良かったんですけどね。

フリーフォールは、このゆびとまれを無視でき、S+1のジャラランガの上から使えるということでジャラゲンガエンブルル+ピッピに対して有利に動くことを可能にします。また、S+1のウルガモスよりも速いため、フリーフォールでウルガモスより速いポケモンを持ち上げ、ちょうのまいを積む→フリーフォールで落とすと同時にCDS+1のウルガモスで攻撃、という行動ができます。

おいかぜを採用していない理由ですが、相手のおいかぜ下での中速ポケモン程度(S実数値110まで)ならばメガプテラで上を取れる点や、ウルガモスでちょうのまいを積んでいけば関係ない点、カポエラーと2枚のワイドガードが読まれにくいという点からおいかぜではなくワイドガードを採用しています。(もちろんおいかぜが欲しい場面もあります。)最悪S221からのいわなだれで怯みを狙って勝つこともできます。

キリキザン

キリキザン

性 格 いじっぱり
実数値 141-194-120-x-90-122
努力値 4-252-0-x-0-252
特 性 まけんき
持ち物 きあいのタスキ
技構成 ダメおし ふいうち
アイアンヘッド まもる

カポのA-1インファ+キザンの+1ダメおしで
200-115ガエン乱1(64.45%)/202-114ガエン乱1(57.81%)/ 201-114ガエン乱1(62.89%)

いかく環境に刺さりやすい先発誘導ポケモン。
このパーティではトリトドン以外すべてキリキザンより速いということでダメおしが使いやすいです。
プテラのいわなだれと一緒にアイアンヘッドを使えば1匹は怯みます。

カプ・コケコ

カプ・コケコ

性 格 おくびょう
実数値 155-x-109-141-97-191
努力値 76-x-28-204-12-188
特 性 エレキメイカー
持ち物 デンキZ
技構成 10まんボルト マジカルシャイン
めいそう まもる

<B>
A197メガメタグロスのじだんだ高乱数耐え(87.5%)
<C>
159-132メガメタグロスをエレキフィールド10まんボルトZで確1
175-120砂下バンギラスをC+1エレキフィールド10まんボルトZで最低乱数以外一発
<D>
C211メガリザードンYの晴れダブルねっぷう確定耐え
D+1でC179ウツロイドのヘドロばくだん確定耐え
<S>
最速120族抜き抜き
軽くCSを削り耐久に振ったカプ・コケコ。PJCS予選はたった7戦ということで、元々環境にそれほどいないと踏んでいた最速メガゲンガーと当たることはないだろうと考え、S調整を施しました。

めいそうが強く、ねこだましとZで展開されるのを嫌ったまもるに対して刺さります。また、カプ・コケコのZワザはD調整の一つの指標でもあるので、めいそうはその耐え調整を崩すのに役立ちました。

最初は、ひかえめCSでかみなりを採用し、耐え調整を崩すと同時にフリーフォール中にかみなりを当てようと思っていたのですが、あまりにも外したため今の型にしています。

トリトドン

トリトドン

性 格 れいせい
実数値 215-x-108-135-107-39(19)
努力値 228-x-156-84-36-0 4余り
特 性 よびみず
持ち物 パワーバンド
技構成 だいちのちから れいとうビーム
クリアスモッグ まもる

<H>
8n-1 , H=B+D
<B>
A197ランドロスのじしんZ高乱数耐え(87.5%)
A197メガボーマンダの+1おんがえし高乱数耐え(81.2%)
<C>
171-110メガボーマンダをれいとうビームで最低乱数以外一発
145-95カプ・コケコをだいちのちからで確1
<D>
C161ペリッパーのぼうふう高乱数2耐え(92.6%)
<S>
最遅

環境に一定数いるであろうトリルカビゴンや雨に対してのメタ。

最初は1/2回復実を持たせて使っていましたが、練習する中でトリル下ではらだいこを決めたカビゴンが止めることができないことが発覚し、さすがにまずいだろうということでトリル下でカビゴンの上からクリアスモッグが打てるようにS半減アイテムとしてパワーバンドを持たせました。(ひこうタイプ、あるいはふゆうのトリックやどろぼう後にだいちのちからが打てるくろいてっきゅうの方がパワー系アイテムより良いと終わってから思いました。)

予選や本戦でカビゴンに一度も当たらなかったので持ち物が活躍することはありませんでしたが、フライトバトルではコータスを制圧できました。ツンデツンデは抜けないので気をつけましょう。

選出

基本選出

先発
プテラorカポエラー

              +
ウルガモスorカプ・コケコorキリキザン

後発 自由

 

もしくは

先発
カプ・コケコ+ウルガモスorキリキザン

後発 自由

サポートしながらちょうのまいやめいそうを積むか、ねこだましやてだすけ、いわなだれを使いながらZワザやダメおしで負担をかけるのが基本です。
カプ・コケコで無理矢理1匹持って行きながら積む場合や、高火力で一気に攻めたい場合には右の選出もします。
 
ワイドガードやフリーフォール、てだすけ、交代などの選択を慎重に行っていけば有利に盤面を進められます。特にバンギラス入りには慎重にカポエラーを動かしていきたいところです。
グロス軸に対しては、フシギバナとの2メガ構築である場合を除いてプテラは基本的に選出しません。逆に言うと、それ以外のメガシンカ軸には割と出していけます。
ゲンガー軸にはプテラを先発から投げます。
 
トリル+カビゴンにはトリトドンを後発に入れておけばなんとかなります。
 

対雨パ

先発

プテラ+カプ・コケコorキリキザン

後発

トリトドン+自由

ルンパッパの場合はこれでいいですが、ラグラージ入りの場合にはカポエラーやウルガモスも出していきたいところです。キングドラのように範囲技と単体技を使ってくる場合はじゃんけんで勝ちます。

まとめ

環境を考えて作りましたが、カポウルガとプテラキザンという5世代全国ダブルやカロスダブルを彷彿させる懐かしい並びになりました。ただ、環境意識と言いながら、私のPJCS8戦の中ではメガシンカ被りしている人がいないという予想と全然違った環境でした。 特に、ボーマンダが優勝と準優勝を飾ったということで、この構築には向かい風な環境の変化になると思います。

執筆者

せぱる
せぱる 
ポケモン ダブル・WCS・特殊ルール/WCS2013日本大会/きゅーぽけ2年/がにゅーオフスタッフ

INC March 国内13位
PJCS2018 ベスト32